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9/17第1回とうほくSDGsアワード2022 結果報告

東北大学片平北門会館 エスパスを会場にオンライン併用にて開催しました。

 

第1回の大賞は、「たみこの海パック SDGsへの取り組み」

一般社団法人SDGsとうほくは、東北大学大学院経済学研究科との共催で、第1回とうほくSDGsアワード2022の表彰式を、9月17日14時~16時半、東北大学片平北門会館 エスパスにて、オンライン併用にて開催しました。

【後援】東北経済産業局、河北新報社、仙台青年会議所、株式会社オルタナ                 【運営】東北大学大学院経済学研究科SDGsラボ(高浦研究室)              【協力】リコージャパン株式会社宮城支社

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青森から福島まで、総勢13本の応募事業(募集期間[6/3] - [7/31])の中から厳正なる審査の結果、大賞1本、優秀賞2本、奨励賞4本、審査員特別賞1本が選ばれました。

【大賞】

カキ養殖がASC認証を受けた宮城県南三陸町戸倉地区において、地域の海の恵みをもとにした「たみこの海パック SDGsへの取り組み」が輝きました。地元で海産物詰め合わせ販売を行う「たみこの海パック」(代表:阿部民子氏)は、漁業体験事業を通じて、豊かな海を守る取り組みとその必要性、決まりを守ることの大切さについて発信しているほか、海藻類の廃材を有効活用して海藻ワークショップ(ふりかけ作り体験)を行うなど、フードロスの削減にも努めています。雇用管理では家庭や子供の事情による短時間勤務や休みの融通を利かせ、フルタイムで働けない子育て世代の雇用も創出しています。

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【優秀賞】

荒町商店街振興組合(仙台市若林区)ほかによる「仙台荒町子まもりプロジェクト」が選ばれました。同プロジェクトは子どもの防犯を中心とした地域防犯の意識を高め、年間通して子どもたちに温かい眼差しを365日向ける活動で、商店街振興組合が発案し地域の児童館、市民センターと協同で2020年に立ち上げました。校区内を10月1ヶ月間子まもり防犯月間として、警備会社、警察署の協力のもと同地区の地域資源である16の機関・団体・企業が連携してそれぞれが主体的に防犯活動を実施。各団体の強みを活かし、様々な角度から地域防犯をアプローチすることで、安心安全なまちづくりへ校区内エリアで防犯意識を高めていくことを目指しています。

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特定非営利活動法人SET(岩手県)の「地域で支え合うコミュニティビジネス事業」が選ばれました。東日本大震災の影響を受けた陸前高田市広田町にて、地域外から移住した若者が主体となり、農園づくりやカフェの運営による交流の場を創出し、また地域食材配達サービスや弁当の提供という食を通じたコミュニティの再構築に取り組んでいます。こうした活動は、移住者の雇用創出や地域住民の町への愛着醸成につながり、持続可能なふるさとづくりのモデルとなっています。

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【奨励賞】

「ミライ思考2022summer南三陸 国際認証材で作る木製品デザインコンテスト」 (株式会社学研スタディエ 東北事業本部 あすなろ学院、宮城県)

「アップサイクル商品の開発を通じた若者による持続的な地域づくりプロジェクト」(Kokage Kitchen、福島県)

「インクルーシブスポーツキャラバン」(尚絅学院大学、宮城県)

「ジェンダー視点を取り入れた防災教育」                     (一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと、青森県)

【審査員特別賞】

「フェニックスプラン SDGs教育の全校展開」(仙台市立仙台高等学校、宮城県)

が選ばれました。

入賞事業の詳細は下記サイトをご覧ください。

https://sites.google.com/view/tohoku-sdgs-award2022/nominate

 

大賞・優秀賞受賞者のコメント

【大賞】たみこの海パック                             たみこの海パック(阿部様):このような第一回の大会で大賞をいただけるなんて夢にも思わなかった。小さい事業所でも地道に取り組めばいいことがあるんだとすごく思った。これからも受賞を励みに頑張っていきたい。

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【優秀賞】仙台荒町子まもりプロジェクト                      仙台荒町子まもりプロジェクト実行委員会(庄子様):このプロジェクトは16団体の一人一人が協力して成り立っている。団体の人のみならず、地域の人にも知ってもらい、地域全体で子まもりを実施していきたい。

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【優秀賞】地域で支え合うコミュニティビジネス事業               特定非営利法人SET(有田様):小さく始めている事業を色々な事業所と協力しながら、今後は県内、ひいては日本全国に広めていけるよう挑戦したい。表彰された方とも手を取りながらすすんでいきたい。

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審査総評及び主催者挨拶では、SDGsとうほく代表理事の紅邑が「東北6県13団体からご参加いただけうれしい。多様な団体の参加は、SDGs17の目標と直結している。アワードの実施により、東北全体の取り組みも見えてきたため、開催した意義を痛感している。東北のこれから、未来に向けて一緒に歩んでいきたい」と述べました。

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参加者からは「みなさんの活動、発表内容に大変刺激を受けた。一般の社会人にだからこそできることがある、という気づきを得られた」「SDGsの取り組みは当事者の思いや情熱に尽きることをあらためて感じた」といった感想が寄せられました。

来年度以降も、ご関係各位のご協力を得て、とうほくSDGsアワード開催ができるよう準備を進めていきたいと思います。

 

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